オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

ほいほいおじさんとハードロックを聴こう 1

 某楽器店のドラム教室に息子が通っており(これが本当のドラ息子)、その発表会に行って来た。ドラムセットと言う楽器群は、一つひとつの太鼓を、いかに美しい響きで打つか、という音色面の目的よりも、可能な限りの太鼓+鳴り物を一ヶ所に集めたことにより、演奏者が二人以上では不可能なリズムの打ち分けを可能にしたという機能面の目的を優先した物と考えられるだろう。だからリズムが複雑化したジャズ以降の音楽では、必要不可欠なリズム楽器として用いられている。

 ただ、弱点がありピアニストの山下洋輔氏も語っているが、ドラムから発生する巨大な音響に立ち向かうため、他の奏者は、自ずと勇気と覚悟が必要になるわけだ。とにかくほとんど普通にやっていても目立つのがドラムで、普通にやっているだけでは、あまり目立たないベースとは、実に好対照をなしている。

 もうただでさえ目立つのだから、普通にやっていればいいものを、さらに大げさなパフォーマンスでファンを惹きつけているのが、例えばXJAPANのYOSHIKIや故人ではあるがレッド・ツェッペリンジョン・ボーナムである。(ツェッペリンの場合は、他の奏者もすさまじい人達なので、何とか他のメンバーを食わないで済んでいるが・・)

 ところで、ドラムの発表会に話を戻そう。プログラムには、懐かしいロックバンドや最近活躍中のグループ名がずらりと並んでいる。外国では、ディープ・パープル、エアロ・スミス、イーグルス・・。日本では、BACK HORN・・。

 熱演する皆さんを応援しながら、自分の音楽生活の中に、ハードロックがあるってちょっといいな・・と、ほいほいおじさんは、思った。そうだ、久しぶりにハード・ロックを聴いてみよう!

 ハードロック大好きなみなさんは、ほいほいおじさんといっしょに昔を懐かしみながら。バンド名は聴いたことがあるけれど、実際には聴いたことがない若い皆さんは「ハードロック鑑賞入門講座」のつもりで、しばらくお付き合いあれ。