「アナと雪の女王」を見に行く
こじんまりとした映画館の中におじさんは、私ひとりきりという状態でもよくわかったのだが、只今女性に大ウケのアニメ映画を見に行ってきました。
ストーリーは、少女向け童話の王道をいくような筋書き。天真爛漫で、人とりわけ男を疑うことを知らない主人公アナと自分の資質に怯え、殻に閉じこもってしまうエルザ。傍らをトナカイや愛らしい雪だるまが、観客の笑いを誘いながら助演している。
数々の賞を総なめにしている本編だが、敢えて日本語版のスタッフに敢闘賞を差し上げたい。日本語版の歌手陣、合唱の出来栄えが素晴らしいのだ。松たか子の歌う「Let it go 〜ありのままで〜」は全編の白眉だが、合唱も、オープニング、戴冠式、トロルなどの場面で抜群のハーモニーを聞かせてくれている。
おじさんには、少し歯が浮くような場面があるが、それを照れながら暗い映画館で見るのも一興だろう。
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