オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

映画

オヤジのあくび605

「君たちはどう生きるか」を観て 戦争の最中、入院していた母親を亡くしてしまう主人公。燃える街の映像は高畑監督の「火垂るの墓」を思い出す。宮崎監督は、おばあちゃんキャラがお好きなようで、今回もすごい声優陣が屋敷で働くおばあちゃんたちの声をアテ…

映画「ザ・思いやり」を見に行く。

日本に住むテキサス州出身のアメリカ人が作った映画で、タイトルは在日米軍に対する日本の思いやり予算の事を指している。 この映画は、目の前の現実的なテーマともっと大きなテーマの二つを同時に問うているように感じた。目の前の現実的なテーマとは、私た…

「君の名は」を観ました。

遅ればせながら、大ヒット映画「君の名は」が港南台の小さな映画館にもやって来たので、観に行きました。「夢」、「入れ替わり」、時間軸のカットバックetc・・・素材や手法は目新しいものではないけれど、出会いが何かによって予め運命づけられていたのでは…

映画「ボーイソプラノ」を観る

人類が造形できる美しさのうちで、ハーモニーの美しさは、かなり自然の美しさに匹敵できる魅力があるのではなかろうか?単純な分数比による周波数がもっとも美しいハーモニー(純正調)を奏でるという摂理も、ある意味不思議な話だ。 この映画では、全編に少年…

ベイマックスを見に行く

ベイマックスを見に行く日本人はロボットが大好きだ。正確にはアンドロイド型のロボットが大好きなのだ。鉄腕アトムや鉄人28号の時代からASIMOやペッパーが開発された時代まで、ロボットに強い親近感を抱いてきた。そしてロボットの機能に人間ができることを…

「アナと雪の女王」を見に行く

「アナと雪の女王」を見に行くこじんまりとした映画館の中におじさんは、私ひとりきりという状態でもよくわかったのだが、只今女性に大ウケのアニメ映画を見に行ってきました。 ストーリーは、少女向け童話の王道をいくような筋書き。天真爛漫で、人とりわけ…

宮崎アニメ「風立ちぬ」を観に行く

宮崎アニメ「風立ちぬ」を観に行く空を飛ぶ。ナウシカが不思議なグライダーで。ドーラ船長の海賊船で。サツキとメイがトトロに乗って。キキがホウキにまたがって。とうとう主人公を飛行機乗りにした紅の豚etc。空中シーンは宮崎アニメの真骨頂と断言してしま…

レ・ミゼラブルを観る2

レ・ミゼラブルを観る2初めてこの物語にふれたのは、小学生の頃、例の「小学館 少年少女世界の名作文学」を読んだ時のことだと思う。終わりにちょっとした手引きがついていて、ジャン・バルジャンはいつが一番幸せだったのでしょうか?などと書かれていたよ…

レ・ミゼラブルを観る

レ・ミゼラブルを観る我が街のミニシアターでも、レ・ミゼラブルが上映されていたので、遅ればせながら観に出かけた。 物語文の印象がとても深く根強いので、初めはミュージカル仕立てであることに少々戸惑うが、やがてこの不朽の名作をミュージカル映画に創…

電子書籍で読んだ「のぼうの城」の映画版を見に行って来た。映像化したことで、登場人物の心理など、俳優の表情からしか伺えなくなってしまった部分はあるが、このストーリーの肝である「多勢に無勢」という追い詰められた感じは、よりリアルに伝わってきた…