オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

子どもたちから元気を分けてもらう。

音楽の授業で子どもたちに歌いたい曲を聞いてみることがある。みんなが歌ったことがあることがあるが前提なので、歌集から選ぶことになるけれど、3年生くらいの場合は「勇気100%」のリクエストが多い。
忍たま乱太郎のオープニングテーマ曲で、光GENJIが歌っていた。元気が湧いてくるような曲で私も好きだ。

勇気100%

がっかりして めそめそして どうしたんだい
太陽みたいに笑う きみはどこだい

やりたいこと やったもん勝ち 青春なら
つらいときはいつだって そばにいるから

夢は でかくなけりゃ つまらないだろう
胸をたたいて冒険しよう

★そうさ100%勇気 もうがんばるしかないさ
この世界中の元気 抱きしめながら
そうさ100%勇気 もうやりきるしかないさ
ぼくたちが持てる輝き 永遠に忘れないでね

ぶつかったり 傷ついたり すればいいさ
HEARTが燃えているなら 後悔しない

じっとしてちゃ はじまらない このときめき
きみと追いかけてゆける 風が好きだよ

昨日 飛べなかった空があるなら 今あるチャンス つかんでみよう

そうさ100%勇気 さぁ飛び込むしかないさ
まだ涙だけで終わる ときじゃないだろう
そうさ100%勇気 もうふりむいちゃいけない
ぼくたちはぼくたちらしく どこまでも駆けてゆくのさ

たとえさみしすぎる夜がきたって
新しい朝 かならずくるさ

★Repeat

思うに、60歳を過ぎたおっさんである私だって、勇気100%で前に進みたい。いや進んで来た履歴がそれなりにはあるし、これからだってまだまだ負けられないつもりなのだ。
子どもたちから元気をもらうのは、若かった頃のエネルギーや葛藤が体内にリピートし始めるからだろう。それで大人(先生)が燃えて、子どもたちも「よっしゃ」となるその相乗効果が最も生まれやすい場所が学校だったはずだ。

しかし、今、子どもたちは心底元気と言えるか?勇気100%の歌で何とか気力を奮い立たせているような子がいないだろうか?全世代で最もパワフルなはずの若者がしょげしょげしている時代を放置していていいのか?もちろん社会構造的に因子を分析する必要はあるだろう。だから直感で軽々しく発言しているだけなのだけど。

明治維新は、明らかに若者たちが時代を動かした。尊い犠牲も多かったけれど、若者にはそれだけのポテンシャルがあるのだ。なぜ歴史の歯車を動かせたのか?権力側に対する不満がとうとう沸点に達したからである。今は明らかに状況が違うので、勤皇の志士のようなパフォーマンスを若者に求めるのは超時代錯誤と笑われてしまうだけだろうけれど。

若者のことは若者自身が決める。年寄りの出る幕ではない。ただ勇気100%の若者に出会った時にこっそりその元気さを分けてもらおうと邪心を抱いているのである。