オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび383

高秀秀信「元気都市ヨコハマを創る」を読む2

 


夜景の美しさを売りにしている街は多いけど、2022年現在、横浜の夜景は多くのテレビ局が背景映像として使っているし、時計でもある観覧車やヨットの帆の形をしたインターコンチネンタルホテルランドマークタワーや三連のクイーンタワーと並んでいる姿は美しい。この光景は高秀市政の産物である。そんな金があったら福祉に回せなどと叩かれながら、結果として日本を代表する夜景とヨコハマのイメージを作り上げてしまった。

さて、話題は教育。授業参観へ行って教師の服装に意見を言ったところが、子どもと教師が平等であると返されて腹を立てた話から始まる。高秀さんは全編一貫してよく腹を立てている。「大人も子どもも命は平等、けれど責任の重さは違う。」おっしゃる通り。

学校施設は子どものためのもの。放課後、稽古事や塾通いでお互いの会話や交流が減っている子どもたちへ居場所を提供しようという施策が「はまっこふれあいスクール」。ボクは若手教員の頃、放課後になると校庭で子どもたちと遊んでいた。子どもらは遊びの中でこそ本当の素顔をみせてくれるのだ。はまっこスクールができて、結果ボクの遊び相手は少なくなってしまったけれど、それでよかったのだと思う。