オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび159

幸を生きる2

憧れるという特権

ある方と出会い、人となりや生き方に憧れ、私淑する。幸いなことに今までにそういう方に出会ってくることができたし、実際に教えを乞うこともあった。

さて、自分自身がいい歳になってみると、案の定誰かにとって憧れる存在になっているはずはなく、かと言って若い頃ほどには憧れるという気持ちの熱量が高くない。

そこで考えた。上つまり歳上を見るのをやめて、年下に目を向けてみよう。例えば、所属している男声合唱団には若者がたくさんいる。彼らに「憧れています」などと言ったら、ただの気持ちが悪いオヤジになってしまい、ドン引きされるのがオチで禁句だ。

でも若者や子どもたちの瞳は、いずれ未来を実際に確かめる目だ。先人に学ぶことはもちろん大切なことだけど、未来を担う若者に憧れるというのも、いささかファウスト博士的で素敵じゃないですか!