感染拡大までの時間稼ぎは成功したのか?
日本のプランは、これでよかったのか?
日本の専門家会議は、当初から感染者が増える時期を遅らせることを考えていた。たしかに韓国や欧米各国に比べて、感染者が増える時期を遅らせることに成功している。
当初は一日に検索できる数が極めて少なかったことが感染者数が増えない理由の一つかと思われたが、どうやら医療体制が整うまでの時間稼ぎの意味があったような気もしている。
要は感染者の8割は軽症なので、重症者最優先!人の命を救ってこその医療という発想だろう。これには説得力がある。最も怖いのは、助けられる人を助けられなくなる医療崩壊なのだ。
ただし母集団は、検査者数全体なので、それが陰性と陽性に分かれ、さらには陽性が無症状、軽症、中等症、重症に分かれる。だから母集団の数が少な過ぎるので、本当の実態がわからないとの説がある。そうかもしれない。やはり検索者、特に異常を感じた人は迅速に検査を受けられるようにするべきなのだ。放っておいたら悪化してしまうではないですか!
ただ日本の強みとしてCT検査装置の数が多い。肺の様子がわかることで、症状の進み具合がわかるのは、コロナウィルス感染が検査で確認できないタイミングでも有効だったと思う。当たり前だが、重い症状が見られる人が優先なのだから。
振り返れば政府の動きですまずは思い出されるのが、2月末の全国一斉休校要請だ。どの程度の効果を計算していたか?よくわからないが、子どもたち何家にいることにより、大人の移動にも制限がかかったことは事実なわけで、子どもをもつ親への外出自粛指示となった気がする。
感染初期であれば、アビガンが有効そうであるとか、日本人のBCG接種が感染者に増加を防いでいるみたいとか、もう溺れるものはわらをも掴む的に、世界中で治療法予防法を求めている。
結局は家の中でじっとしながら、時を待つしかないと自分に言い聞かせながら。