オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび163

「僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう」第一章 山中伸弥

 

日本を代表するノーベル賞科学者に説明は不要なのだけど、永田和宏さんとの対談の中で気に留まったことをメモっておきたい。

山中伸弥さんがアメリカの研究所でネズミを使って、血圧の実験をしていた時、予想とまったく違う結果が出て、興奮しワクワクした話。永田和宏さんも心底不思議心底驚くことが研究者の条件と返す。

また、研究データをディスカッションする時に、身分の上下があっては、絶対いけないとも言う。その点は日本よりアメリカの方がはるかにフラットらしい。

最後に伝わる言葉について、今このブログもスマホで入力しているのだけど、例えば「あ」と入れただけで、「ありがとう」が予測され自動変換されることがある。これは言葉が先に用意されて、そこに自分の気持ちをのせているだけではないかと。そして何でもかんでも「ヤバイ」で済ませる風潮に警鐘を鳴らしている。

言葉の使い方について、陳腐な表現に堕すことをこらえるプライドは、もはやないのだろうか?自戒の念も込めて感じ入る。