オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび292

稲盛和夫山中伸弥「賢く生きるより辛抱強いバカになれ」を読む

 


概して対談を収録した本は読みやすいし面白い。読みやすいのは話し言葉が活字化されているからだが、同時に相手に通じるように話さなければ対談にならないからだ。もう一つは、対談を設定する妙味にある。対談の向こうに読者がいるわけだから、読者の興味関心を引きつける人と話題を選ばなければならない。

期待に違わず、この本も読みやすく面白い。

書中の言葉から。 

稲盛さん「願いというものは、純粋で結晶化されたものでなければ成就しない」

山中さん「IPS細胞の研究をやり出したのも、誰もやらないなら俺がやってやるという思いだったからです」

稲盛さん「人生・仕事の結果=考え方✖️熱意✖️能力」「せっかく一生を生きていくなら、自分はエンドレスの努力をしようと思った」

山中さん「部下に夢を見させること、そのためにはビジョンを語り続けることなんだ」「誰かに期待されてやっているわけではなく、自分がそこまでやりたいからやっている」

稲盛さん「大善は非情に似たり」「組織はリーダーのうつわ以上のものにはならない」

山中さん「ひとに感謝することによってレジリエンスは鍛えられる」

なるほど、なるほど。