オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび270

赤瀬川原平老人力自慢」

 

この本は前世紀の末に売れた「老人力」という本の続編であります。1999年ゲンペイさんは、現役引退とか定年退職後とかの機会をとらえて「これからの人生は、お金以外の価値を見つけられるかどうかにかかっているのだ」と書いている。

この本を書いたのが、ゲンペイさん1999年.62歳の時。ボクはもう物理的にはその年齢を通過してしまった。この本は、中身のかなりの部分を読者の感想=読者カードが占めていて、省エネ設計なのだけど、読者の年齢が60歳を少し過ぎたばかりで、結構老人力を意識し始めているのです。22年前の60歳と今の60歳の状態がかなり違っていることを感じます。もちろん人それぞれだろうけど・・・。

 

このブログを書いているボクは、今年男声合唱団でトップテナーからセカンドテナーに変わりました。ボクとしては力み過ぎて響かない気がしたので自分を解き放すために。けれどもそれが努力不足なのか? 年相応の判断なのか? はよくわからない。老人力にも似たようなことが言えそうで、もの忘れは仕方ないけど、どこまで自分を甘やかしていいのか? よくわからない。けれどそれでもいいんじゃない! ときっとゲンペイさんはおっしゃるだろう。バカボンのパパなら「これでいいのだ」と言うだろう。