オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび333

ビートたけし「さみしさの研究」を読む

 


たけしは本書の中で、冷静に自分を観察して見極める力が必要だと言っている。バラ色の老後とか、第一線を退いた瞬間から持ち時間は自由になっても、急に何もないところから可能性が開けるわけじゃない。

ふと今書いている(入力している)「オヤジのあくび333」のことを思った。コロナ禍で仕事が一回途絶えてしまったことをきっかけに、区の図書館で借りてきた本の感想を書いている。SNSで公開してFacebookにリンクを貼っているのだから、誰かに読んでほしいなという欲がほんの少しはある。けれどそれだけのことでそれ以上じゃない。回数はそれなりに重ねてきたけれど、他のこともそうだけど、何でも多けりゃいいってもんじゃないでしょう。自分にとってこんなことをしている時間が少しだけ快感なわけで続いているのだから、つまらなくなったら終わっちゃう・・それだけのことです。

たけしが手広く展開していることも、スケールは月とスッポンだけど、今自分にできることで自分が楽しいことをやっているだけという点は、似ているのかもしれないな。