オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび586

野口五郎「芸能人はなぜ老けない」を読む

 


本書の最初に役職と威厳の話が出てくる。威厳を保とうとすることは自ら進んで老けようとすることだと、野口五郎さんは言うのだ。エンターテイナーに役職はないし威厳も必要ない。なるほど郷ひろみさんの若々しさには驚かされるばかりだけど、納得できるなぁ。現在の自分の姿がどう見えているのか? 定期的に写真を撮ってもらうことを勧めています。その話に篠山紀信さんとの撮影エピソードが出てきて、シャッターを切るタイミングが予測できないとか、撮影場所が墓地や精神病院の裏庭だったとか語られています。自分の知らない自分が自然に出たと野口さんは語っています。

精神年齢を一定の年齢で止める! 野口五郎少年のデビューは15歳でしたから、その頃彼の周囲は年上ばかり。実年齢は15歳でも25歳のマナーや社会性を身につけようとしていたと言います。そして芸能人の場合、ある年齢を超えると実年齢が精神年齢を追い越してしまう。追い越される年齢は人によって違うけれど・・と言います。そんなことを考えることなしに高齢者になってしまったボクはどうすればいいのでしょう? ま、芸能人じゃないからいいのかな?

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