オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび597

植西聰「折れない心をつくるたった一つの習慣」

 


「それができていれば、初めからこの本読んでいないよ」と感じさせるようなアドバイスがこの本にも多く出てきます。でも、本というメディアは200ページ以上あるので、手を替え品を替え、いろいろな角度や場面を畳み掛けてくるわけです。その中に試してみようかな? と感じたことが一つでも見つかれば大正解じゃないですか!

怒りの感情との向き合い方に、映像が映し出されたスクリーンをイメージする方法が出てきます。その映像をモノクロに変えて、小さくしていくと良いと書かれています。怒りをパワーに変えて人生逆噴射的に生きている人もいると思いますが、怒りという感情に長い時間支配されたままでいることは、あまり有益ではないとボクは感じています。

完璧主義者が自分を追い込んでしまう例が出てきて、100点ではなくて80点でいいじゃないか? と筆者は呼びかけます。ボクはこの件に感じて二つの課題があると感じていて、一つはボクのように100点を目指していても、結果80点くらいの成果しか出せない場合です。テストの点に限らず自分の身の丈に合った到達度の設定や達成感が大切な気がします。もう一つは、本人の意思よりも親、先生、上司など周りから成果を強要されていてその期待に応えられないと感じる場合です。「より正確により完璧に」に対してAIの活用を含めて考え直す時期が訪れそうな気がします。

まるでおまじないのような話ですが、自分の欠点やダメなところをメモに書き出して、そのメモを燃やすか、ビリビリに破いて捨ててしまうと自分が変わると言います。神頼みでもお祈りでも似たような面がありそうですが、テンパってしまった時に使えそうな方法ですね。

さらに「できない理由」ばかり思いついてフリーズしている時に「できる理由を考えてみる」ことを勧めています。健康であるとか、自由な国に住んでいるとか、何かをスタートする必要条件に恵まれている人が多い国で、十分条件は自分自身で生み出しましょう! ということでしょうか。

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