オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび621

蛭子能収「ひとりぼっちを笑うな」を読む1

 


この本は蛭子さんが67歳の時に書かれた本で、私も今67歳。振り返ればそれなりの足跡は見える年頃です。

第一章は「群れずに生きる」。蛭子さんが、他人とどのように距離を取っているかを語っている。旅番組で他のメンバーが旅先の名物に舌鼓を打っている時に、傍らに少し離れたところで一人でカレーライスやトンカツを食べている蛭子さんがいる。「ボクのことは構わずに放っておいてね。」というスタンスなのだ。人と同じ時間同じ場所で同じことをすることが、元々得意ではないのかもしれない。かと言って群れる人を否定しているわけではなく、自分は今はこうしたいだけ・・と。

第二章は「自己主張はしない」。芯の強さを照れ笑いで隠しているような感じがします。目立ちたくないのに目立ってしまっている。そんな自分をできる限りonly oneではなくone of thenにしておきたいという思いや努力を語っています。ボクだってこうしてブログに投稿していること自体が、結果目立とうとしていると捉えられても致し方ない行為なのですが、孔雀が羽を広げるのは単に目立ちたいからなのか? 求愛という本能から逃れられないだけなのか? まぁこの辺りがビミョーですね。

蛭子さんのイメージとして、いつもニコニコしている人。これは彼が「俺は余計なことをしない」=「人に嫌われるようなことをしない」を貫いているところから来ているようです。これは言うは易し行うは難しの典型で、ボクにはかなりの難行な気がします。

 


明日の投稿に続きます。

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