オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

元来が怠け者のせいか、練習と称するトレーニングがあまり好きではない。5月12日、男声合唱団の一日練習があった。内容は朝9:30か16:30まで、ひたすら新曲の歌詞付けや音取りに取り組むというもので、そんなこと各個人でやっておけばよいと簡単にはいかないところが、アマチュア合唱団のよさというかつらさというか・・・なのである。

新しい曲を歌うということは、新しい音の高さ、旋律線の流れを体験するということで、身体が早くその歌い方に対応できるように、様々な工夫が一番求められている場面だと思うのだが、多くの合唱団では、単なる音取りに終始してしまい、その音の動きをどのように歌えば、無理のない自然な発声で歌いきれるのかについてまで、アドバイスできる余裕がない。入口が「とりあえず音の流れを感じておこう」程度の認識なので、しっかりした響きで歌えるようになるまでに、途方もない時間がかかってしまうのだ。これがもし楽器を扱う音楽であれば、譜読み段階から、しっかりした奏法で楽器を鳴らさなければ、まず音にさえならないので、個々の音がしっかりするまでの時間が、歌に比べて短いように思う。

さて、当日は自分自身がパートリーダーとしてテナー系の練習進行を受け持っている関係もあり、何とか無味乾燥な機械的練習に陥らないように努めたのだが、はて?成果の程はいかがなものだろうか。