オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび293

そこは昔、海でした。

 


首都圏で言えば、東京・横浜のオフィスビルや高層マンションが立ち並ぶ土地は、昔は海でした。東京駅周辺で言えば、家康がやって来た当時、日比谷入江が現在の皇居外苑付近まで来ており、現在の東京駅周辺はその後の埋め立てにより市街地化した場所です。

横浜は、市内小学校で教えているように、現在の関内・伊勢佐木町周辺は、吉田勘兵衛さんの新田開発事業で、埋め立てた土地であります。

横浜駅のあたりは鉄道開通当初は完全に海でした。その上に堤を築いて汽車を走らせたのです。

つまり海面からの高さがない、津波や高潮にとても弱い。埋め立て地であることから地盤が軟弱であるのに、高層ビルを続々と建設している。現在は、そのような地域に人口が密集し、経済活動が行われているということです。

そのリスクを、私たちは日頃から心得ておいた方がいいと思います。