オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび402

西岡秀三低炭素社会のデザイン」を読む

 


地球温暖化の根源は二酸化炭素であると、その二酸化炭素を閉じ込める手法にC S Sなる方法があると言う。何でも化学物質によって二酸化炭素を分離し、それを取り出して地中や海中深くに閉じ込めるのだとか。あの手この手で二酸化炭素削減に向けた技術が開発されていたのだ。

 


この本が書かれたのが2011年、それから早くも10年経過。政府は菅総理の時に2050年二酸化炭素排出ゼロ=脱炭素社会に向けて動いている。

個人的にはコンパクトカーの自家用車を軽自動車に乗り換えたり、自宅マンションを断熱の二重サツシに変えたりしている。あと台所やリビングのリフォームの時に照明をLEDに付け替えた。通勤は電車とバス。趣味は音楽だけど、手に触れる楽器はほとんどアコースティック系で電気を使わない。

しかし全体としては、本書の中で繰り返し述べられているように電力を始めとするエネルギー全般を調整するシステムの構築であろう。本書では、どのような活動によってどの程度の二酸化炭素が排出されるか? また未来予測としてのシミュレーションを活動型とゆとり型の二つに分けて描いている。否が応でも個人は無論のこと、企業活動さえも二酸化炭素削減という大目標の中に組み込まれるだろう。というかすでに組み込まれているのです。それを協力と捉えるか? 義務と捉えるか? は人によって違うだろうけれど。