オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

大原美術館で、またまた考えた。

午後は、エルグレコの受胎告知を筆頭にして、名だたる美術品で有名な大原美術館へ。
自分という主体が客体にどう対峙して、とりあえず自分はこう描いてみました。それが表現者として自立することだと言う西洋画の背景を感じました。それは、美術に限らないで、クラシック音楽にも言えそうです。
それに対して、足立美術館日本画では自分がどれだけ客体と一体化したか?西田幾多郎先生が言うところの主客合一的な世界を目標にしている気配を感じました。邦楽でも感動的な演奏には、その要素がありそうです。
どちらが正しいか?なんてことは、もちろんないけれど、節操なく何でもかんでも、権威付けされたものを無条件に崇拝してしまう傾向には、自動衝突回避装置を働かせたい。