オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

オヤジのあくび182

小林登志子「シュメルー人類最古の文明」を読む5 現在ドバイにとてつもなく高い828mもあるプルジュ・ハリファという構造物が建っている。まるでバベルの塔のようだと感じる人がいるかもしれないが、太古のバベルの塔は、そんなに高くはない。ただ見渡す限り…

オヤジのあくび181

小林登志子「シュメルー人類最古の文明」を読む4 シュメルの教育は学校で行われ、書記を育成していた。文字の読み書きは、たくさんいる神の名前を習字によって教えていた。その他にも、土地の測量に必要な算数や法律、神話・讃歌、音楽などが教えられていた…

オヤジのあくび180

小林登志子「シュメルー人類最古の文明」を読む3 今も現金書留で送金する時に、封をした後何箇所か印を押すが、商品を袋詰めして紐で縛った後、紐の結び目を粘土で固め、そこにハンコを押したらしい。つまりその粘土を壊さなければ商品を開けないわけです。 …

オヤジのあくび179

小林登志子「シュメルー人類最古の文明」を読む2 世界中にビール好きは多い。ビールはシュメル人の発明です! 日本で言えば、御神酒としてシュメル人が作っていたビール。麦の殻が浮いているにごり酒で、ストローを使って飲んでいた。 小麦、ナツメヤシ、羊…

オヤジのあくび178

小林登志子「シュメルー人類最古の文明」を読む1 世界最古の文明はシュメールだが、本書ではシュメルと表記しているので、それに倣う。シュメルの発明に世界最古の文字=楔形文字がある。 表語と表音を併用した今の日本語のような仕組みであったと言う。また…

オヤジのあくび177

予測不能な明日だからこそ いつだって明日のことはわからない。ずっとそういう日々を過ごしてきた。自分だけではない。人類全体が。今だけではない。何万年も昔から。 私は思う、大切なのは予測よりも、想定外の事態になった時の心の準備だと。それは大災害…

オヤジのあくび176

本郷和人「世襲の日本史 階級社会はいかに生まれたか」を読む 血縁、氏、家、地位、世襲・・・。おそらくは、江戸時代までは、それらのうちの幾つかが、人の運命を左右していた。いや、今も大いに影響下にある人がいらっしゃるだろう。 本書は、平安時代まで…

オヤジのあくび175

藤原和博「公立校の逆襲 いい学校をつくる!」を読む 地域と連携しながら、地域に根ざした学校をつくるという発想は、「チャータースクール」などのアメリカの教育改革に関する本を読んだ頃からだったか?もっと前からだったか?ある学校では特色ある学校づ…

オヤジのあくび174

木村常雄「発達障害がある子があなたにわかってほしいホントの気持ち」を読む 本書は、おそらく悩める保護者や先生方に読んでいただくことを意図して書かれたのだろう。実際には保育や教育、子育ての中ですぐに役立つ知見が豊富に盛り込まれている。なかでも…

オヤジのあくび173

セリフのテンポ、語りのテンポ 琵琶を語っていて、師匠からよくテンポのことを指導されている。お恥ずかしい話だが、どうもセリフ(語り)のテンポと琵琶のテンポがチグハグらしい。 琵琶は、拍の動きを感じにくい=拍がない?ところがあって、いわゆる何拍子と…