オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

ヴェルディ レクイエムを聴く

ヴェルディ レクイエムを聴く

圧倒的な・・という形容が当てはまる音楽があるとすれば、ヴェルディのレクイエムは、まさしくそういう音楽である。たとえは妙だが、音楽の横綱と言ってもいいだろう。
時間をかけて音楽の本質を理解した上でなければ、表現できない究極の音楽なのである。まあ、それは全ての音楽に言えることであるが。
残念ながら最近生演奏を聴いたというのではなく、今回はCDで我慢。カラヤン全盛期1972ベルリンフィル+ウィーン楽友協会合唱団の演奏だ。なぜ?カラヤン??かというと ・・・フルトヴェングラーバーンスタインカルロス・クライバー等、聴き手の深い部分をバシバシ揺さぶってくる名演記録に比べると、帝王カラヤンの人気は、現役当時ほどでもない。しかし、元来がオペラ指揮者で、声楽曲を振ることにかけては、そのコーディネーターとしての力量も含めてカラヤンは頭一つ抜きん出た存在だと思うのです。
聴きどころ満載の名演であるのは、間違いない。ソロはソプラノのフレーニの美声が印象的だが、どうしてメゾソプラノ以下のソリスト陣に合唱団も決して引けを取らない。そしてオーケストラが、おそらくはこれ以上の表現は不可能かと思われるような素晴らしい響きを奏でている。個々の曲については、また何度も聴き込んでから、その素晴らしさについて語ってみたい。






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