オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

青島幸男「青島の意地悪議員日記」を読む

青島幸男「青島の意地悪議員日記」を読む


連れ合いに金魚のウンコのようにくっ付いて、9月、久しぶりに集会に出かけた。安保法案に関する緊急集会である。シールズとか若者たちが連帯する動きが報じられていたので、ちょっとワクワクしていたのだが、行ってみると旧態然と組合の赤旗がはためき、昔の形と何ら変わらない。日本人は、もうとっくの昔から、このスタイルに飽きていて、だからこそかなり非常識で国民をなめているような政治家が厚顔無恥を晒していても、一向に反対陣営の集会が盛り上がらなかったのだ。閉塞状況に風穴を開けるようなリーダーが颯爽と登場し、もっともらしいことをアッピールして、国民を引きずり回すのも怖いのだけれど。そして風穴を開けた政治家として、青島幸男のことを思い出していた。


普通総理大臣の名前は、知っていても無所属議員の名前まではわからない。ところが、昭和40年代の前半、小学生も含めて日本中が、その無所属議員の名前を知っていた。議員の名前は、青島幸男。子どもなりに何か貫き通したいことがあった時、なぜそんなことが言えるのか?と問われた時に「青島幸男が国会で決めた」という決め台詞があった。もちろん、あくまでもギャグとしてだが、その位知名度が高かったのである。現在はどうも政治にブレーキがかからない時代である。青島幸男がいたらどのように質問していただろうか?と思わず無い物ねだりを願ってしまうのは、自分だけだろうか?







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