オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび215

渋滞にはまりながら考えていたこと

 

多くの車が同じ時刻に同じ方向に向かって走るから渋滞が起きる。ならば同じ時間帯を避けるとか、他の方向を選べばいいような気がするが、そういうわけにもいかない。

視点を変えて、時間帯を時代に、車の動きを一人ひとりの人生に例えてみよう。経験した時代で言えば、高度経済成長の頃は、同じ方向にかなりのスピードで走っていた気がする。バブルの頃は、オカシイと感じつつも制限速度をはるかに超えて暴走していた。その結果大きな事故が起きて、高速道路は使えなくなり、一般道をノロノロ走らなければならなくなる時代が長く続く。

人は生まれる時代を選べないのだから、時間帯を選ぶことは難しい。けれど同じ目的に向かってまっしぐらに走るのは、コントロールできるのではないか? 幸いなことに、日本は一応自由と民主主義の国である。どこへ向かって走っても、法や倫理に触れない範囲であれば、本当は自由なのだ。

ところがコロナ禍。この我慢は高速道路の渋滞に似ている。閉塞感としては、トイレ休憩が取れない辛さにも近い。閉じ込められた車内でBGMやDVDを楽しみますか? そう読書もいいかな? 

 

おえコラでこの前Open Roadという曲を楽しく歌わせていただいたのだけど、私たちの前に、本来なら道はいつも広く大きく開かれているはずなのだ。