オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

オヤジのあくび221

石弘之、安田喜憲、湯浅赳男「環境と文明の世界史」を読む4 ヨーロッパ・イスラムを牧畜民による動物文明とすると、インカ、長江、縄文=足るを知るやさしさの植物文明で欲望をコントロールできると、本書では持ち上げている。しかし、グローバル化が進み、世…

オヤジのあくび220

石弘之、安田喜憲、湯浅赳男「環境と文明の世界史」を読む3 新たな土地への移動。大航海時代、新大陸への移動、植民地・帝国主義など、さまざまな歴史があるけれど、ここでは古代ローマ帝国の話。年間降水量によって、農耕が可能か否かが決まるが、それ以上…

オヤジのあくび219

石弘之、安田喜憲、湯浅赳男「環境と文明の世界史」を読む2 日本人は、古来コメを収穫し魚をタンパク源として食べてきた。いったいいつ頃からなのか?という仮説の一つ。 古代5〜6000年前の長江流域に黄河流域の漢民族とは違うコメの文明があった。やがて漢…

オヤジのあくび218

石弘之、安田喜憲、湯浅赳男「環境と文明の世界史」を読む1 文明。いつだか「シュメール文明」を紹介した本を読み、たしか「オヤジのあくび」にも投稿しました。楔形の人類最古の文字は、シュメールで作られたのだ。けれどもその時は、なぜ周辺地域からどん…

オヤジのあくび217

矢崎泰久編「永六輔の伝言」を読む 編者によるあとがきの追記は、永六輔さんの出棺の日に書かれている。次の言葉を添えて。「誰かの記憶の中にある限り、その人は生きている」 三木鶏郎さんのところにコントを持ち込んでいた学生時代から、話が始まる。なぜ…

オヤジのあくび216

岩波明「天才と発達障害」を読む 著者は、東大医学部卒の精神科医である。この学歴は、偏差値信仰信者の皆様にとっては最高水準であり、著者自身が学校教育で育成される能力の秀才であるのだ。しかし、知能指数などで測れる優秀さと本人の人生において創造性…

オヤジのあくび215

渋滞にはまりながら考えていたこと 多くの車が同じ時刻に同じ方向に向かって走るから渋滞が起きる。ならば同じ時間帯を避けるとか、他の方向を選べばいいような気がするが、そういうわけにもいかない。 視点を変えて、時間帯を時代に、車の動きを一人ひとり…

オヤジのあくび214

大切なんじゃないかな? ③ 心の揺れや動きをキャッチしよう 心はいろいろな色彩に染まる。それは同じ色にとどまることがなく、絶えず変化していく。 日々の心の動きを、TwitterやFacebookに書き込む人も多いでしょう。まぁ、他の人を不快にさせないという前…

オヤジのあくび213

大切なんじゃないかな? ② 美しさを感じ取るセンサーの開発とメンテナンス 私たちが求めているはずの喜びとは、お金だけで得られるはずのものではない。お金は必要だ。けれどもそれはエンジンを起動させるセルモーターのようなもので、一番最初に少し使うだ…

オヤジのあくび212

大切なんじゃないかな? ① なぜ?どうして?を探しに行こう! 誰かがが新たな問いを発したときに、時代は動いた。電気の力で明るく照らす道具ができないか?とエジソンは問いを立てた。ノーベル賞受賞者の業績も皆新たな問いを発したところがスタートでしょ…

オヤジのあくび211

未来への行動は、できるところから手をつけるべし 優先順位をつけることは、未来(たとえそれが数分先のことであっても)を選択する上で、やはり大切でしょう。 説得力があるのは、命を守る=安全安心最優先ということです。コロナ禍でこれだけ強引な政治を行っ…

オヤジのあくび210

ぼくの転機、 今後は花の60代、実りの70代、刈り入れの80代。 振り返ってみると、およそ15年くらいのスパンで生き方に節目が付いているように感じる。意図的というよりは、結果としてそのような景色が浮かび上がっているという感じだが。 第一期は、13歳〜15…

オヤジのあくび209

就職した頃の話2 小学校教員となった私が配属されたのは、横浜市の隅っこにあるF小学校。夕焼けに染まる富士山が美しく見える学校でした。私は子どもらと楽しく、よく学びよく遊べの日々を送る予定だった。ところがここに大学の先輩らしいAさんがいらっしゃ…