オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび289

ボクが学生だった頃の話2

 


ある時、私が所属しているグリークラブを含む音楽系サークル連合で、大学当局に対して抗議する場面があった。大学祭開催がきっかけだったかどうか? それさえ曖昧になっているけれど。

学生はかなり集まり、やがて構内をデモ行進し始めた。この時、構内に待ってました! とばかり機動隊が入って来たのだ。有無を言わせず、私も例のジュラルミン盾で押された。いやはや、ものすごい力だった。こうやって言いたいことを言えなくしてきているのだということを、その時ボクは実感した。

人々の行動を実力行使で無理矢理押さえ込むことの理不尽さに憤る気持ちは、この体験からボクの身体の奥底に居座ってしまう。反面教師的な意味で自由の大切さを教えてくれたのかもしれない。