オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

2015-01-01から1年間の記事一覧

日本の名教師列伝4 福沢諭吉1

日本の名教師列伝4 福沢諭吉1 〜先生たちは日本の未来をどう見据え、語ってきたのか?〜一万円札の肖像画、慶應義塾の創始者、明治を代表する洋学者・・名教師列伝の第四回目は、本邦教育史の不動の四番打者福沢諭吉先生にご登場願おう。そもそも教育の使命…

今年も先輩達のアラ還合唱団で歌う4

今年も先輩達のアラ還合唱団で歌う4本番の日に仕事関連で午前中に会議が入り、本番だけ参加。ほどほどに今までの練習成果が活かせた部分とぶっつけ本番組が足を引っ張った部分があり、微妙な感じ。懇親会では歴代指揮者の一人として、ピエロの嘆きを指揮させ…

今年も先輩達のアラ還合唱団で歌う3

今年も先輩達のアラ還合唱団で歌う33回目の練習は、仕事の都合で出席できず、本番一週間前の練習に参加する。結局今回もセカンドテナーで歌うことになった。思うに相対的にこのアラ還合唱団が上手いのかどうかという客観的な話よりも、40年くらい昔に自分が…

今年も先輩達のアラ還合唱団で歌う2

今年も先輩達のアラ還合唱団で歌う22回目の練習は、ゴールデンウイークの最中なのに、勤務先から参加。勤務先から徒歩で移動したので汗をかきながら入っていくと、どうもパートのバランスがよくないという。どうも私のことを何でも屋と勘違いされているらし…

夕焼けに拍手!

夕焼けに拍手!冬は朝焼けを背に出勤している。日が長くなったこの時期は、ちょっと早めに職場を抜けると、美しい夕焼けに見送られながら家路につく。昔NHKコンクールの課題曲に「夕焼けに拍手!」という曲があったけれど、まさにそのような感興に浸ることが…

今年も先輩達のアラ還合唱団で歌う1

今年も先輩達のアラ還合唱団で歌う1昨年に引き続き、今年もアラ還(アラウンド還暦)合唱団からお誘いがあったので、参加させていただきました。今回の曲は「慕情」「ピリカピリカ」「月夜を歩く」組曲水のいのちから「川」の四曲。昔取った杵柄よろしく、なか…

中井精也「撮り鉄」を読む

中井精也「撮り鉄」を読む40年以上前の高校生だった頃から、鉄道写真を撮っている。私が所属していた鉄道研究会は、箱根登山鉄道をフィールドにしており、先輩たちに連れられて熊が出るという山に分け入ったり、普通の人はどう考えてもやってはいけない危な…

氷取沢ファミリー牧場にアルパカを見に行く2

氷取沢ファミリー牧場にアルパカを見に行く2八頭の中でひときわ動きが目立つアルパカがいる。お母さんのおっぱいをねだる様子からして、まだ子どものようだ。この茶色いアルパカが実に愛らしい。 iPadから送信

氷取沢ファミリー牧場にアルパカを見に行く1

氷取沢ファミリー牧場にアルパカを見に行く1少々疲れて、心のひだがツルツルのっぺり状態になっている。そこで思いついたのが、癒し系?の動物(たとえばアルパカとか)を見に行くミニドライブ。 横浜には、いくつも動物園があるけれど、アルパカがいるのは、…

新聞コラム 見田宗介「歴史の巨大な曲がり角」を読む。

新聞コラム 見田宗介「歴史の巨大な曲がり角」を読む。学者の中には、時として預言者のような存在の方がいらっしゃる。見田宗介氏も私にとっては、そのような存在だ。学生時代に氏の「現代の青年像」を読んだことが、私が大学で社会学専攻を選んだきっかけに…

富士山五合目の絶景

富士山五合目の絶景仕事オンの話ですが、宿泊学習の引率で富士山に行って来ました。小富士やまぼろしの滝周辺の景色が絶景でした。 iPadから送信

横浜さかえ男声合唱団 第8回定期演奏会で歌う

横浜さかえ男声合唱団 第8回定期演奏会で歌う2年ぶりとなった演奏会。今までの1年半毎開催より間隔が開いたことで、今回は全ステージ暗譜が実現した。個人的なヤマ場は、日本民謡ステージのソロで、今まで声がひっくり返ったり、そもそもカスカスだったり出…

渋沢栄一「論語と算盤」を読む

私たちは、先人が敷いて下さったレールの上を走っている。世界に冠たる日本経済のレールを敷いた人の名前を挙げよと問われれば、多くの人が渋沢栄一の名前を挙げるだろう。本書は70歳を超えた当時の氏の講話集である。すでに名を成し功を上げている立場だか…

手塚治虫「ロストワールド」を久しぶりに読む

手塚治虫「ロストワールド」を久しぶりに読むさいたま市に住んでいる息子がやって来て、私の漫画だらけの本棚から「ねじ式」と「メトロポリス」「来るべき世界」を借りて行った。あれっ?手塚初期三部作の「ロストワールド」も、どこかにあったはずだけれど…

夜行日帰りで高野山と奈良へ行って来ました4

夜行日帰りで高野山と奈良へ行って来ました4あとは奈良公園の鹿や南大門の仁王像を撮ってきた。ゴールデンウイークとあって東大寺の混み方は半端ではない。外国人観光客が世界遺産東大寺を訪れるのはよくわかるが、地元日本人がその混雑に拍車をかけているの…

夜行日帰りで高野山と奈良へ行って来ました3

夜行日帰りで高野山と奈良へ行って来ました312:08橋本駅の柿の葉寿司を売っている店で、「若草」という綺麗な彩りの弁当を売っていたので、それが昼食。2両編成の奈良行きに乗車。電車は一昔前京浜東北線で走っていた103系だ。ただこのまま正直に乗っている…

夜行日帰りで高野山と奈良へ行って来ました2

夜行日帰りで高野山と奈良へ行って来ました211:05橋本駅で急行から各停に乗り換えると、これが何と登山電車のような趣きの路線だ!「天空」という特別列車が走る理由もうなずける。続く極楽橋からのケーブルカーも、かなり急な勾配で一気に高度を稼ぐ感じだ…

夜行日帰りで高野山と奈良へ行って来ました1

夜行日帰りで高野山と奈良へ行って来ました1高野山が1200年記念で、大いに盛り上がっているらしい。私はかねてから運慶仏に心を寄せていたので、高野山の秘仏に邂逅できるチャンスである。さらに興福寺の北円堂が公開されている時期とも重なっているので、無…

童門冬二「中江藤樹」を読む

童門冬二「中江藤樹」を読む読書という膨大な時間を費やす活動に、自分なり流れというか、つながりをもたせたいと思っている。内村鑑三「代表的日本人」安岡正篤「王陽明」そして童門冬二「中江藤樹」も一連のつながりをもたせた読書のつもりである。本書は…

Style3 駅前ライブを聴く

Style3 駅前ライブを聴く4月24日、飲み会で戸塚駅を降りた。東口デッキに何やら人だかりが見える。自分もその輪に加わると、バイオリンとコントラバスそれにキーボードの三人組が、ライブ演奏中である。音楽がほとばしるとは、まさにこういう演奏を言うのだ…

安岡正篤「王陽明」を読む

安岡正篤「王陽明」を読む陽明学に心を惹かれるところがあり、昭和における第一人者である著者の本書を読んでみた。文中に「そもそも知性というものの魅力は、一つの安易性、イージーネスにある。それは現実の限りない複雑性を代えるに、解釈という都合のい…

相澤理「東大のディープな日本史」を読む

相澤理「東大のディープな日本史」を読む問いかけることで、人は様々な面が見える。引き出されると言ってもよさそうだ。知識、思考、生き方etc・・・。知識の集積具合を問うことに偏りがちな入試問題でも、思考の深さを問うことはある程度まで可能だ。その一…

内村鑑三「代表的日本人」を読む

内村鑑三「代表的日本人」を読むd新渡戸稲造の「武士道」と双肩をなすこの名著を読むきっかけは、教育者としての中江藤樹先生や二宮尊徳先生について、学んでみたい気持ちがきっかけでした。西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人を代表的日本人…

泉三郎「伊藤博文の青年時代 」を読む

泉三郎「伊藤博文の青年時代 」を読む以前、日本をつくってきた政治家として、源頼朝、大久保利通、吉田茂の三人の名前を挙げたことがある。歴史上の超大物としては、豊臣秀吉、伊藤博文という片や戦国時代の混乱から天下統一を成し遂げ、片や激動の幕末をく…

石井ゆりこ「はじめてのアレクサンダーテクニーク」を読む

石井ゆりこ「はじめてのアレクサンダーテクニーク」を読む男声合唱団の練習で堀部隆二先生に「アレクサンダーテクニーク」というメソッド?があることを教えていただいた。入門書のようなタイトルの本をインターネットで見つけ、購入して読んでみました。 問…

披露宴コーラス隊の顛末2

披露宴コーラス隊の顛末2曲は、おはこ?の「いざ立て戦人」と「君といつまでも」である。私は学生時代とパートが変わっていて、バリトンを歌うか?トップを歌うか?決めあぐねていたのだけれど、トップが二人揃ったこともあり、古巣のバリトンで歌うことにな…

披露宴コーラス隊の顛末1

披露宴コーラス隊の顛末1事は1月の半ばに遡る。広島へ帰郷することになった仲間の壮行会が、学生時代から行きつけの飲み屋で開かれた。グリークラブの仲間なので、当然のように合唱の宴となり、久しぶりのハモりを堪能することができた。 店を出てから、余勢…

日本の名教師列伝3 中江藤樹3

日本の名教師列伝3 中江藤樹3 〜先生たちは日本の未来をどう見据え、語ってきたのか?〜日本における陽明学の祖と仰がれる中江先生が、王陽明の書と出会ったのは、晩年に差し掛かった37歳の頃であると言う。その頃の先生は、かなり思想的な壁にぶつかってい…

日本の名教師列伝3 中江藤樹2

日本の名教師列伝3 中江藤樹2 〜先生たちは日本の未来をどう見据え、語ってきたのか?〜中江藤樹先生について、今まであまりに無知無理解であったため、内村鑑三「代表的日本人」と童門冬二「中江藤樹」を読んでみた。「代表的日本人」には、西郷さん、二宮…

日本の名教師列伝3 中江藤樹

日本の名教師列伝3 中江藤樹 〜先生たちは日本の未来をどう見据え、語ってきたのか?〜今回は、江戸時代前期の陽明学者である中江藤樹先生に登場願う。そもそも明治維新以前は、学問=ほとんど儒学であった。この学問のようでいながら、多少倫理的な宗教性を…