オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

2017-01-01から1年間の記事一覧

一度見たかった鳥取砂丘

小学校の頃、先生から土産話を聞いて以来50年以上かかってしまったけれど、一度は見てみたかった鳥取砂丘に行きました。距離感がつかめなくなるような砂丘の大きさと人間の小ささ、うっすら見える風紋、どの風景も感動でした。

出雲大社にお参り

遠くからでもわかる巨大な日の丸が見えてくると、まもなく出雲大社。縁結びの神様、数々の神話で名高いオオクニヌシノミコトにお参りしました。 縁結びって、男女間に限らない出会いのことだとすれば、ここの神様にお願いすることは尽きない。

足立美術館で少し考えたこと

美しい庭園や名画のコレクションで有名な足立美術館を見学した。居並ぶ巨匠の作品を鑑賞しながら、作為、技法、対象の内奥に潜むものについて、考えていた。 力むと作為や技法が鼻につく。かといってありのままとは何なのか?気持ちが赴くままに筆を進めれば…

米子の夜

宿泊先は、駅近くのビジネスホテルで、ツアーならではの事情で、連れ合いとシングル×二部屋に分かれた。夕飯は、飲み屋が連なる米子駅前をふらふら歩き、結局海鮮系が美味しそうな店で、刺身の盛り合わせと大山鶏の唐揚げ、ビールやチューハイや地酒をほどほ…

奥大山の清流と大根島の牡丹

山陰にツアーで来ています。岡山空港を下り蒜山高原経由で、奥大山のせせらぎを散策しました。サントリーが大山の水を詰めて売っているとのことですが、暑さをしばし忘れさせてくれます。その後、ものすごい急坂の坂を上り下りして、ツアーバスは大根島へ。…

二泊三日で山陰を巡る旅

世界各地はもちろん、日本国内でも行きたいと思いながら、行っていないところがたくさんある。山陰、県で言うと鳥取県や島根県に行ったことがなかったのです。実はこの夏は、やはりツアーで出羽三山に行こうとしていたのですが、催行人数が足りず残念!まる…

作詞家 山川啓介さんが残してくれたもの

「山」という字が名前に入る大好きな作詞家が二人いて、一人が先日亡くなられた山川啓介さん、もう一人が山上路夫さん。 山川啓介さんが亡くなられて、テレビからは、永ちゃんの「時間よとまれ」や岩崎宏美の「聖母たちのララバイ」などの映像が流れていたけ…

カウントダウン トゥ ザ オリンピック コーラル フェスティバルを聴きに行く。

みなとみらいホールに、アメリカ、中国、日本のユース合唱団が一堂に会したコンサートを聴きに行きました。 初めは、清泉女学院のまっすぐで清らかな合唱。コンクールでの演奏に比べて、力みが見られないのが好印象。もちろん上手い! 続いて上海から来日し…

楽しさと美しさの共有

「歌い手として、自分の声と歌は最終的には自分でつくるしかない。」さっき夕飯の支度をしながら、そんな話をしていた。だから指導者やリーダーができることは、結局サジェスチョンでしかないとも思う。 しかし、それに先立つ感性や心のあり方が、歌を歌う以…

代表して人前で話すこと

少し前の都議選の中、I防衛大臣が「自衛隊からも投票をお願いします」と発言し、物議を醸した。この人は、何を代表して人前で話しているか?わからなくなっているのかもしれない。選挙応援であれば、この人が所属しているZim党から応援を依頼され、話してい…

1ヶ月前の首相の「こんな人たち」発言に思う。

人は、誰も他人との間合いを見計らいながら、コミュニケーションを取っている。その中である人と適当に距離を置いたり、またある人と親しくなったりしているだろう。しかし、その間合いの中で、許されないのは「差別」「偏見」「悪意なからかい」である。そ…

お江戸コラリアーずの見学に行ってきました。

足掛け14年間歌わせていただいた地域の男声合唱団を5月に辞めました。そこで、どこか還暦おじさんでも、受け入れていただける合唱団を、探し始めたのですが、東京で活動している男声合唱団お江戸コラリアーずを見学させてもらいました。 楽譜をお借りして早…

Sound of Music とは?

あまりにも有名なミュージカル「Sound of Music」。日本語に直訳すると「音楽の音」となる。音にはnoiseもtoneあるけれど、そもそも音楽は音によって構成されている表現なのだから、音楽の音とか言っても何だか同義語反復のような気が・・・子どもの頃からず…

清荒神へお参り

朝に遡ります。コンクールが開かれる場所は、阪急清荒神駅前。恥ずかしながら今朝まで読めませんでした。きよしこうじんと読みます。 開場まで時間があるので、お参りに行って来ました。緩やかな坂を15分位歩きます。開山は平安朝宇多天皇のころと言いますか…

宝塚国際室内合唱コンクールを聴きに行きました。

深夜夜行バスに乗って、宝塚国際室内合唱コンクールを聴きに行きました。このコンクールは、ルネサンスバロック、ロマン派、近現代と無差別級にブロックが分かれていて、最初から聴いていると合唱の表現様式の変遷が、理解できてしまうというコンクールなの…

藤井四段という才能。天才への憧れと羨望。

将棋界では、いや日本中が一人の中学生の快進撃に驚いている。プロ棋士になってから負け無しの29連勝!6月26日に達成されたこの記録に日本中が沸き返った。(7月2日初敗戦) そうなると、何食べているの?に始まり、どんな育てられ方をされたの?小さい頃の様…

Act Local?

多摩川を渡って行く仕事をしたことがない。昨年度1ヶ月に1回のペースで祐天寺に中世音楽を教わりに行っていたけれど、それでも東京という異空間とあの人いきれに青息吐息だった。人が大勢集まり動いているところとか車がひっきりなしに走っている場所とかが…

コレギウム カントゥルム ヨコハマを聴きに行く。

2月の耕友会コンサートでの内なる遠さの演奏が素晴らしく、上野の石橋メモリアルホールで開かれた演奏会を聴きに行きました。 当たり前ですが、曲への造詣が深い指揮者が音楽をつくることは、大前提でして、日本におけるハンガリー合唱曲の第一人者である松…

個人的なバランスの取り方

バランスが悪い人間(偏った人間と言い換えられる)は、沈まないことが不思議な船のようなもので、傾き始めるともう片方へ重いものを動かしてバランスを取らないことには、大きな波を受けて転覆してしまう。剣道に打ち込んでいた頃の三島由紀夫にその気配を感…

美しさと楽しさを伝えること

学校の音楽の教科書をご覧なったことがありますか?懐かしい名曲に挟まれて、知らない曲も結構載っている。載っていないのは、最新のヒット曲やジャズナンバー、演歌など。旬の流行りの音楽は見当たらない。 だから、 テレビ始めとするメディアから流れる音…

飽きがこないことは、永遠性と通じるか?

FBで今年のNコンの課題曲「願いごとの持ち腐れ」をChor OBANDESの演奏で聴いた。3拍子系のリズムに、ちょっとひねりの効いた、ブルージーな旋律が乗っかっている。この曲を、何百校数千人、いやもっとかな?が毎日練習しているんだなぁ。 そう言えば、この前…

「メンタルハーモニー」とはなんぞや?

グリークラブの機関紙、ご挨拶等に、必須単語とばかりに登場するキーワード、それが「メンタルハーモニー」。 個人的には、メンタルという言葉は胸を締め付けられ、苦しい。仕事上の課題に悩み、苦しんでいる仲間の姿が、どうしてもオーバーラップしてしまう…

なぜ?人を見下したり、いじめたりしてしまうのか?

「このハゲー!」と秘書を怒鳴りつけ、暴行を振るった衆議院議員T田さんのニュースが報じられた。彼女が名門女子高校を出て、東大法学部入り、厚生省にキャリア組として入省し、ハーバード大学に留学し・・ある意味このすごい経歴が繰り返し報じられると、そ…

ぼくとパレストリーナ

私は、出身大学を含めてミッションスクールに通った経験がありません。大学に入って、グリークラブで歌い始める羽目?になった時、一番驚いたのが女性がいない!・・・こと。二番目は、どうしてか?ミッションスクールとはおよそ縁がない大学なはずなのに、…

「アメイジンググレイス」という名曲について

妻が所属しているPTAコーラスで「アメイジンググレイス」を歌うらしい。声が出ないのに・・・歌うことを妻はぼやいている。 それ以上に祈りの心がないままに神を賛美する曲を歌ってしまうことの方が、表現としては問題だろう。ちょっと調べてみたら作詞者の…

横浜合唱協会コーラスワークショップに参加しました。

新聞の地方版に、栄区のリリスでコーラスワークショップが開かれる記事を見つけた。主催は横浜合唱協会。曲はバッハのマニフィカート。 バッハは、カンタータやモテットは歌ったことがあるけれど、マニフィカートは未体験。勉強になりそうだと思って、参加し…

アカペラライブで12曲歌いました。

港南台アカペラシンガーズの仲間と、アカペラライブを行いました。場所は、横浜医療福祉センター港南のホールです。開演10分前くらいから、少しずつ地域の方がいらっしゃり、その後利用者の方々がどんどん来場され、最後は入口から入りきれないので外で聴い…

グリーフェスタで還暦ステージを指揮しました。

還暦は、やはり人生の節目だと思う。今まで走ってきたギアをシフトしたり方向を変えたり、人それぞれもう一度これからの生活を見つめ直すチャンスである。そのタイミングで学生時代に慣れ親しんだ男声合唱をもう一度歌ってみるというのは、なかなか憎い仕掛…

「一流」を問う。

FBの投稿に「首相や官房長官がいわゆる一流大学の出身ではない。」という文言を見つけ改めて一流と言われる対象の実態について、問い直してみたくなった。 芸の道では人間国宝と呼ばれる方がいらっしゃり、その道を極めた存在として公私ともに認められている…

恩田陸「蜜蜂と遠雷」を読む

ピアノという楽器は、その能力の高さ故、楽器としてほぼ現在の形になってから、ずっと音楽家にとって無視できない存在であり続けてきたし、ジャンルを問わない活用方法も含めて、今後も楽器の王様であり続けるだろう。 私は、商売柄伴奏を弾く時があるけれど…