オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

2017-01-01から1年間の記事一覧

できるできない論を超えて

FBに、おそらくは子どもたちを前にして「なぜできないのか?」と戸惑う教師を、揶揄するような投稿を見つけました。何かができるようにさせてこそ教師!教師自身も何かができるようになるための指導マニュアルを長い間模索してきました。そして評価・評定際…

かながわヴォーカルアンサンブルコンテストを聴きに行きました。

アカペラの生アンサンブルを鑑賞できる機会は、意外に少ない。そこでヴォーカルアンサンブルコンテストを聴きに行きました。アカペラ通信で紹介したので、港南台アカペラシンガーズのメンバーも数人聴きに来ていらっしゃいました。たくさんのレストランを渡…

なぜ?港南台に高島屋があるのか? ぼくのマイタウン論3

東京駅から1時間。周辺地域は、すでに高齢化が進行中。住みたい街、住んで楽しい街にしていくために、何をしたらよいのだろうか? 高齢者にとっては、家を持つこと、車を買うことは、若い頃の夢の一つだったと思う。でも、今の若者は、違う。住む場所の選択…

なぜ?港南台に高島屋があるのか? ぼくのマイタウン論2

ある時、洋光台と港南台の街づくりの比較で、洋光台は駅周辺の人が駅から他の街へ移動しやすい街づくり。港南台は、もう少し広いエリアの人がバスで港南台にやってきて、港南台で用事を済ますことができる街づくりと、社会科の先生がおっしゃっていた。 栄区…

なぜ?港南台に高島屋があるのか? ぼくのマイタウン論1

港南台に移り住んで、もう20年余りになる。洋光台〜大船間が大台線と呼ばれていた時期があったけれど、横浜から来る電車は洋光台止まりで、大船からは鎌倉街道を走るバスが、清水橋を通っていた。決してお世辞にもアクセス良好な場所ではなかった。今だって…

映画「ザ・思いやり」を見に行く。

日本に住むテキサス州出身のアメリカ人が作った映画で、タイトルは在日米軍に対する日本の思いやり予算の事を指している。 この映画は、目の前の現実的なテーマともっと大きなテーマの二つを同時に問うているように感じた。目の前の現実的なテーマとは、私た…

耕友会コンサートを聴きました。

古楽院の発表会で東京に出たので、晴海の第一生命ホールに行き、松下耕率いる合唱団が集う耕友会コンサートを聴きに行きました。 どの合唱団も素晴らしい演奏でしたが、それを指揮する松下氏の存在について、改めて感じたことがあります。 私たちは、松下耕…

数寄三昧の日々4

あまりあちこちに首を突っ込んでいるため、とうとうリハーサル日が重なってしまい、どちらか片方にしか行けないという事態になってしまった。まったくあり得ない事態である。そこで一体現在自分はどのような音楽活動に関わっているのか?改めて数えてみた。1…

数寄三昧の日々3

0204に最後のレッスン。0211に神田キリスト教会での発表会を控え、さすがにお尻に火が点いて自習を始めたのが、古楽院で教わっているジョスカン・デ・プレのミサ。Ave Maris StellaからKyrieとGloria。 例によって「何とかなるさ」と高をくくっているわけに…

数寄三昧の日々2

大学のグリークラブで同期だったメンバーが私同様還暦を迎えた。還暦年度は声かけ集まって、グリーフェスタというイベントで演奏する習わしがあり、その還暦ステージで歌う準備を始めた。 私の担当は、練習用音源製作。普段アカペラシンガーズで配布している…

ある老人の日記より

目がさめると、トーストの香りがする。 今日は、ハムトーストかな? 「おはよう!」いつもの妻の声だ。 ここから姿は見えない。テレビを付けると、だいたいのことはわかった気になるので、 新聞はたまにしか読んでいない。おや?焦げ臭い。 また、センサーが…

最初に歌われた歌は何だったか?推理してみた。

吠えるように歌う、歌ってしまう合唱団がある。もちろん意図的にそうしているならアリだけれど、それが癖になっているとちょっと哀しい。 そもそも人類は吠える生物ではない。犬や狼のように吠えることができない。親戚筋?の猿は、怒るようにキーキー言うが…

ゼロスタートから育て、見守る喜び

朝のニュースで、全日本3連覇を果たしたフィギュアスケーターの宮原選手とコーチのエピソードが取り上げられていた。子どもの頃からずっと彼女を育て、見守ってきたコーチの眼差しや言葉が印象的だった。 ここから自分の話になるけれど、昨年自分は「港南台…

煽り立てられる夢

自分自身に縁がないから、ひがみでつぶやいているつもりではない。成功か失敗か?の単純な二元論で人の人生を評価したリ、未来ある子どもたちの夢を煽り立てたりしている立ち位置から、遠ざかりたいのです。 富、名声・名誉、地位・・・。それらを獲得するた…

子どもたちが街を元気にしてくれる

若々しい人への言葉は二通りある。「若いねえ!」と「お若いですね。」だ。「お若いですね。」の方は実年齢がほどほどであるのにも関わらず・・という陰の意味が含まれている場合が多い。 私も還暦を過ぎてしまい、「お若いですね。」世代突入した。精神的未…

生き方・働き方の教育

電通社員の悲劇をきっかけに、近年になく働き方を見直す機運が高まっている。 そもそもなぜ馬車馬のようにあくせく働いているのだろう?もちろん、生活のためである。働かなければ、日々の糧に困るのだ。たしかに健康上の理由がなければ、働いた方がいいと思…

数寄三昧の日々1

ここ二週間くらい、ずっと左手の親指付け根のあたり、それに右手の筋が痛かったので、とうとう整形外科に行ってみた。先生によると「腱鞘炎」。思い当たる節は、琵琶の自習しかない。そんなに練習量が多いとも思えない・・は妻の弁だが、結果的に腱鞘炎で痛…

どんづまりの国の文化論試論5

グローバル化ずいぶん前から、その気にさえなれば、人類はものすごい速さで地球を一周できるようになった。宇宙ステーションは着陸できないので除外するが、八十日間世界一周などという物語をワクワクしながら読んだ時代は、それほど昔のことではなかったと…

どんづまりの国の文化論試論4

神様、仏様3神様と仏様は、元々は対立するつもりもなかったようで、日本では、明治以前には、神社の中に仏教に由来する建造物が平然と建てられていた。神様自身も、七福神のように仏教や中国の神様を、日本の神様的に祀っている場合や、お地蔵さんのように地…

どんづまりの国の文化論試論3

神様、仏様2仏様、仏教の伝来は、物部氏と蘇我氏の対立を例に引くまでもなく、政治に影響を及ぼしていた。聖徳太子が仏教を厚く信仰していたことは、間違いないところだろうが、聖武天皇の東大寺建立、国分寺配置などの施策には、仏教の流布によって国家をま…

どんづまりの国の文化論試論2

神様、仏様1年が明け、初詣に行く。私も昨年が厄年(本厄)だったのでお札を納めに寒川さんに行って来ました。 やおよろずの神と一口に言うが、日本の神様は多種多様であられる。元々は実在した人物である場合や、私がお参りしようとしている寒川さんのように…

琵琶楽新春名流会を聴きに行きました。

茅場町の東京証券会館で開かれた琵琶の演奏会を聴いて来ました。琵琶は、大きく分ければ、筑前琵琶、薩摩正派、錦心流、錦琵琶、鶴田流に分かれていますが、それぞれの名手が、一堂に会して演奏する会なのです。 西洋音楽であれば、世界最高の演奏を聴きたけ…

物理的に、時間で人生を区切ること3

定年に比べると、人によって感じ方が様々なのが、同時期に訪れる「還暦」である。世の中には、まだまだ若い!自分が急に老人扱いされたように感じる!とかの理由で、還暦を祝うことに素直になれない人がいらっしゃるようです。私も還暦を迎えた一人ですが、…

物理的に、時間で人生を区切ること2

高齢者の定義が変わるらしい。65歳〜75歳までを准高齢者として、75歳〜が高齢者。90歳以上は、超高齢者になるらしい。いわゆる健康寿命は、70代前半なので人によって、身体の状態は、かなり違うだろう。 そもそも、高齢者という言葉に対して、中齢者とか低齢…

物理的に、時間で人生を区切ること1

今日は、成人の日だ。20歳になったから、もう一人前の社会人。責任を自覚し、それぞれの自己実現に邁進するように・・などと成人式では、おエライさんが一席ぶっているかもしれない。 選挙権が18歳からになったのは、ある程度の判断ができる年齢ということだ…

一般参賀見聞記2

私が参列した回にお出ましになられたのは、両陛下、皇太子殿下ご夫妻、秋篠宮ご夫妻、眞子様、佳子様、常陸宮ご夫妻の10人でした。真正面に並ぶことができれば全ての方がわかりますが、今回の私のように右側からですと、柱の影などになってお姿が隠れてしま…

一般参賀見聞記1

今年は、初めて皇居の一般参賀に参列しました。広い皇居前を覆い尽くすように、いくつものブロックに分かれた列が長蛇をなし、受付を通過してから7ブロックの先頭で待つこと およそ45分。暴動やトラブルが起きないのが不思議なくらいの凄い人数が、粛々と宮…

有川浩「三匹のおっさん」を読む。

退職してから行き始めた所の一つに、地区センターやコミュニティハウスの図書室がある。その後しばらくして、新しい合唱グループの会場予約で定期的に来るようになった。いつも時間より少し早めに着くので、持て余した時間は書架の本を読んでいる。 ある日、…